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オーストリア演奏旅行記1995

オーストリア演奏旅行記1995 11/7(火)

1995年11月7日 火曜日

朝からバスでヴィーンへ出発。このバスの運転手がドイツ語しか話しません。しかもかなり訛っているらしい(もちろん私にはわかりませんが)。おかげでドイツ語の話せるチェロの中山嬢はバスガイドの席に座りっぱなしでお相手をさせられていました。しかもこの人が異常に時間に厳しい。

昼食場所で自分だけ料理をどんどんもってこさせてさっさと食べ終わり、われわれはまだコーヒーを飲んでいないのに「もう時間だ」と怒っています。ヴィーンへ向かう途中で景色のいいところに止めてくれたのはいいんですが、「ここで写真を撮る時間を10分だけやる。それ以上は絶対に待たない」と、まるで修学旅行の引率の先生状態です。この人には最終日にも空港まで送ってもらうことになっていたので、機嫌をそこねたら大変です。バスの時計は5分進んでるし、「みんな10分前には集合しよう」とおびえてしまいました。まあ途中で観光ガイドもしてくれたりと、時間に厳しい以外はひとのいいおじさんでしたが。
ヴィーンへ着いたのは夕方だったので、とりあえず大きな商店街のあるケルントナー通りへ行きましたが、ほとんどの店がもう閉まっていて結局散歩しただけでした。夜は郊外にあるグリンツィンクという飲み屋街(ホイリゲという、生ワインを飲ませる飲み屋がたくさん集まっている)に集合し、アコーディオンとベースの二人組の流しの演奏をバックに宴会でした。

 

 


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